リモートワークが常態化した世の中において、各社、最適解は何かを模索し続けた一年だったのではないでしょうか。これまで何となく「人数に比例した広さ」という観点で半ば自動的にオフィス選びをしていた会社が多かったと思いますが、「オフィスとは何か?」「本当に必要なものは何か?」など、改めてオフィスというものを見つめ直すきっかけにもなったかなと思います。
さて「調べるお」ではかなり久しぶりの「地図」ですが、コロナ状況下の移転の多さや各地の再開発、そもそも「こんな時期に地図ネタやってもなぁ」とかいろいろあって作ってなかったんですけど、『kurashiru』でおなじみのdely社が長年活動していた五反田から田町に先月末に移転したので、良い機会なので田町、三田エリアを久しぶりに調べてみることにしました。
このエリアは母校(慶應ではない)があったり、昔のバイト先(高校時代、NEC本社で掃除バイトしてた。あと大学時代、芝浦埠頭の海沿いで警備員バイトしてた)があったりするので多少の土地勘と多大な愛着があるエリアなのですが、田町駅周辺は再開発が進んで当時と比べるとわりと変わってしまってる。一番新しいビルは、delyが移転した田町ステーションタワーNで今年7月に竣工。2018年にS棟はすでに竣工してて、マネーフォワードなどが入居しています。第一京浜沿いの徳栄ビルあたりが現在再開発中で、数年後にはまた大きなビルが建ちそう。ちなみに僕が高校在学中に田町の駅ビル(ピアタ)ができたんですよね。もう25年以上経つので、あのビルも中堅の域だな。
「ジュリアナ東京を創った」折口さんの著書が先月発売されて、読んだ方も多いと思いますが、そのジュリアナ東京があった第三東運ビルにはTBWA\HAKUHODOが入居しており、博報堂系のスタートアップ関連事業を行うquantumもそこに入居。このビルはポートボウルというボウリング場もあります。田町ハイレーンがなくなってしまった今、田町でボウリングと言えばここしかない。
慶應、三田方面では、かつて専売病院があった場所に建った住友不動産麻布十番ビルが一つの集積地になっています。最近上場したRettyなどが入居。一方こちらも先日上場したC Channelは神泉に移転しました。そして何といっても注目なのが三田国際ビルヂングです。僕らは「ミタコク」と呼んでいましたが、この1975年竣工のベテランビルにくふうカンパニー(それにグループ会社)やロコガイドが入居しています。わかる人にはわかる集積。ミタコクには慶應発のVCであるKII(慶應イノベーション・イニシアティブ)も入居してます。
そんなわけで田町エリア、めちゃ増えたなー(もしくは以前は調べきれてなかった)という印象でした。また数年後に更新できたらなと思います。いや、それにしてもdely移転の際の堀江くんのツイートは良かったですね。良かったので最後に貼っておきます。
クラシルローンチしてからずっとお世話になった大好きな五反田オフィス最終出社でした。坪単価1万円以下で入れてもらい(今は上がったけど)軌道に乗ってもここで倹約しながら頑張ってきた想い出深いオフィス。まだまだここから、まだ一合目。 pic.twitter.com/p7yW29xC5K
— 堀江裕介/dely (@yusuke_horie) November 27, 2020
新オフィスは田町です
都内にいるけど、都会も自然も感じられるオフィスにしたくて海が一望できるオフィスにしました。世界一の料理サービスを日本から作っていきます。 pic.twitter.com/ehodRSuPmK— 堀江裕介/dely (@yusuke_horie) November 27, 2020